東海ガスが手掛けたコージェネレーションシステムが、コージェネ大賞を受賞しました
東海ガスが手掛けたコージェネレーションシステムが
この度『2021年度コージェネ大賞 優秀賞【民生用部門】』を受賞しました。
コージェネ大賞とは
一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センターが主催する賞で、新規性・先導性及び省エネルギー性等において優れたコージェネシステムを表彰するもの。
受賞件名
ホテルアンビア松風閣におけるBOS仕様CGSとBOGETSを組合せた停電対応システムの導入
※BOS仕様CGS:ブラックアウトスタート仕様のコージェネシステム
BOGETS:LPガスと空気を混合し、都市ガスと同じ燃焼特性を持つPAガスに変換するシステム
概要
ホテルアンビア松風閣は静岡県焼津市にある都市型リゾートホテルです。
東海ガスが停電時でもホテルを最低限稼働可能となるシステムを提案し、設計・施工した物件が、新規性・先導性等を評価されて今回の受賞となりました。
本システムは8台のBOS仕様コージェネ、BOGETS、LP災害対応バルク、LP非常用発電機を組合せたシステムであり、全国でも珍しいシステムになります。これにより、同ホテルは停電時も照明やエレベーター、空調が使用可能で、万が一都市ガス供給が遮断された場合においても、燃料をLPガスに切り替える事で重要負荷に給電できる施設となりました。
コージェネレーションシステムとは?
コージェネレーションシステム(コジェネ)とは、「共同」や「共通」という意味を持つ「コ ー(co-)」で始まる名前の通り、2つのエネルギーを同時に生産し供給するシステムです。
現在主流となっているコジェネは「熱電併給システム」と呼ばれ、まず発電装置で電気を作り、次に発電時に排出される熱を回収して給湯や暖房等に有効活用します。エネルギー効率が高く、CO2 削減効果も期待できる優れたシステムです。
お客さからの課題
ホテルアンビア松風閣様では、電力需要のピークカット対策として大型重油発電機2台(常用・非常用)を運用されていましたが、設備の老朽化によりメンテナンスコストが増大し、設備更新が課題となっていました。
当社からのご提案
地域に密着したエネルギー企業として、以下のトータルソリューションをご提案いたしました
- 停電対応型コージェネレーションシステムと非常用発電機の最適な組み合わせ
- 安全・安心を確保しながら柔軟性と効率性を両立するシステム設計
- Jクレジット創出による新たな収益機会の創出
